自分に課題を課し、やり遂げることでしか「自分」を感じられないパーソナリティ


感情の取り扱い事例
【継続を止めれない自分】

受講生はこの3年間、会社をやめないと決めていたという。
しかし、振り返ってみると辞めないのではなく、辞めれない自分に気づいたという。
継続するというより、継続を止めれない自分がいたと言った。

ここからは講座でのやりとりの会話を読んでもらったほうが、今回はわかりやすいと思う。
以下、講座の様子から。

私)自分に継続する力があるということを証明したかったの

受講生)そうかもしれません。

私)誰に証明したかったの?

受講生)自分に⁈

私)そうすると、自分に力があるということを証明したかったんだね。
すると、あなたはそのような生き方、自分に力があることを自分に課し、それを自ら証明するということをずっとやり続けているということ?

受講生)そうかも。

私)3年間、その会社に行くということは力がいったと思うよ。そうしなければ自分の確認が得られない。自分の不安定感がずっと抱き続けて生きている。何か自己確認をし続けなければいられないということだよね。すると、何かが欠けているということ。
なんだい?

受講生)・・・

私)そのままでいいという承認がない。認められた感じがない。承認欲求が満たされないままなので、自己尊重感が育たない。自分は何者なの?という疑いを持っている可能性もある。
自分の本質的なものへの課題があるということかな。

受講生)・・・

私)だとしたら、
恋をしたとしても、恋ってきっとこういうものよね。
結婚しても、結婚ってきっとこんな感じよね。みんなもそんな風だし。
結婚したら、子どもがいるものよね。
となってしまう。自分がそうしたいというより、世間ではそうしているから、そういうものだからという理由で選択していく。自分はどこにいるんだろう?

受講生)・・・

私)そういう生き方をしている人があなたの隣にいたとしたら、何に気づきますか

受講生)・・・

私)それが宿題です。しっかり感じてきてください。

きっとご自身を客観視なさるだろう。受講生は本質的な課題に向き合うタイミングにいらしている。機が熟したんだ。
2週間後の受講生の気づきが今から楽しみでならない。