気づけば、だんだんやる気がなくなって疲れてしまったら


感情の取り扱い事例
【精神的な「疲れ」に人はなかなか気づけない】

4nessコーピング講座マスター2回目では「怒り」を取り扱う。

「怒り」は決して悪い感情ではない
怒りはコントロールすべきだという風潮があるが、
怒りによる乱暴な行為をコントロールする必要はあっても、
怒りそのものを感じないようにすることはできないし、
怒りは強いエネルギーなので取り扱い方を学ぶことで、人生に豊かに活かすことができる

今回の受講生はぐったり疲れた様子で遅れて講座に現れた。
話を聞くと、やる気がどんどんなくなっていっていると言う。
「横になって聞いててもいいですか?」と訴えるほど。

4nessコーピング講座の受講はかなり自由だ。時間に遅れてきてもいいし、早く退室しても構わない。それは講師が受講生を大人として対等に扱っているからで、大人が自己判断でやっていることならきっと意味があるのだろうと考えている。
そんな自由な中でもひとつだけ約束事がある。
それは、4nessコーピングを受講している間は死なないこと。
それ以外は大概のことが大丈夫だ。

受講生は「この約束さえ危うくなる」と、その疲れ具合を語ってくれた。

コロナ禍で私たちはひどく疲弊しいる
恐ろしいのは疲弊していることに気づいていないことだ。
外出自粛で家にずっといるから疲れるわけがないと思い込んでいる。
自分が疲れているという自覚がない。
実は閉塞感というか、人との繋がりが希薄なってきているので精神的にはかなり参っている。

コロナ禍に入るまでは、人とつながらなければコトが進まなかった。だから人と繋がることのウザさの方が意識されていた。最初の緊急事態宣言が出されたとき、今までの「人疲れ」から解放された感が強かったのを容易に思い出すことができるだろう。

ただ、私たちには人とのつながりが必要で、絆なしには生きていけないのだ。

長く続いている外出自粛や三密の回避で人と繋がれない弊害が出てきている。
そして、そのフラストレーションは怒りとなって人々の中に溜まっていっている

受講生は疲れの自覚はあったが、
それがコロナによる人との関係の希薄さだとは思っていなかった。
ましてやフラストレーションが「怒り」になって溜まっているなんて考えもしなかったようだ。しかし、「怒り」を掘り下げていくと、たくさんの「怒り」を抱えていたことに気づいていった。そして、気づいた「怒り」を取り扱うごとに受講生は元気を取り戻していった。


ここにきていただいているあなたも
まずは疲れているのかも⁈という視点で自分を見てみよう。
そして休んでみよう。ゆっくり寝よう。考えることを止めよう。
信頼できる友人知人と話をしよう。愚痴を言おう、雑談をしよう。
可能なら、リアルに会おう。
安全を確保しながら一緒にご飯を食べよう!

これだけで気が楽になる。気持ちが軽くなるはずだ。
私たちには「安心して話ができる人とのつながり」が必要なことが改めてわかるはずだ。

ゆっくり休むこと。
意識的に人と話をすること。
信頼できる人との繋がりを保つこと。

受講生は、4nessコーピング講座は受講し続けること!を約束した。とても必要なんだ。
まずはコロナが終息するまで乗り切ろう!