そのイライラの正体は?

誰かにイライラするのは、相手があなたの期待に反したからかもしれないね。

きっと良い結果になるだろうと期待していたのに
そうならなかった。
相手は感謝してくるだろうと予測していたのに
全く違う反応だった。。。

など、あなたの期待通りではなかったから
「はぁ?普通、そうじゃないでしょ?」
とイライラしているのかもしれないね。

だとすると考えられるのは、3つのケースだ。
期待に反したイライラには
ひとつ、相手に過度の期待をかけて与えすぎていたケース
ふたつ、自分がだれかの期待に頑張って答えてきたケース
最後、その両方。

一つ目のケース、与えすぎていたケースだと、頑張って与えて与えて与えた相手から期待した見返りがなかったとしたら、そりゃ怒りが湧くのもわかる。

二つ目のケース、自分は「それが当然だ」と常に相手の期待に頑張って応えるように生きてきたのに、そうしない人がいるなんて…。今までの自分の頑張りを考えると、「そんな生き方はどうなんだろう???」と怒りが湧くのもわかる。

最後は、自分はいつも誰かの期待に応えるように生きてきた上に、期待する相手に与えすぎてしまったといった両方を兼ね備えたケースだ。

自覚がある無しは別にして、自分の期待通りにならずにイライラしているのなら、そのイライラはつまり、
あなたの「期待」から始まっているとも言えるよね。

勝手に期待して
勝手に裏切られたとイライラして…
って、ちょっと身勝手な話だよね?

ここでまず考える必要があるのは、
自分の期待に相手が応えること」や、
誰かの期待に自分が応えること」だ。

「期待に応えたい」はあなたが選んだことで、他の人がそれを選ぶかどうかには関係がない。あなたが選べるのは自分の行動だけであって、相手の行動はその人が決めるものだから。

相手があなたの期待通りの行動を選択しなかったとしても、あなたはその行動をやりたいかどうかが選択の軸になる。

期待通りにしなかった相手に対して、あなたは「こうすると思っていた」「私はこうしてほしい」「こうして欲しかった」と主張することはできる。やった方がいい場合が多い。
しかし、相手に伝えても相手がやるかどうかはやはり相手が決めることなんだ。

たまたまそうなることはあっても、誰かがあなたの思い通りになることはほとんどない。いつも思い通りになるならそれはコントロールで、対等な人間関係ではないよね。対等な人間関係でなければ関係性は長く続かない。

もしかしたらあなたは、コントロールや支配関係を人間関係だと誤解してきたのかもしれないね。
だとすると、あなたはまだ本当の関係性をしらない。
今後、ベストな関係性を作る鍛錬をしていく必要があるね。
安心して!他者との関係づくりは練習するほどうまくなるから。

ただ、この「期待に応える」に伴った懸念が実はもうひとつある。
それは他者にではなく、自分に対しても同じようなことをやっているかもしれないということ。

このお話は次回!