自分に過度に期待をして、その期待に応えられなかった自分をあなたは強く否定していないだろうか?
そんな自分を「仕方ない…」と受け入れるまで
ひどくイライラしているはずだ。
イライラしているとだんだんと自分がダメ人間に思えてきて、今度は「自分はダメだ」とひどく落胆する。
この場合は、自分がダメなのではなく「期待値」が高すぎることで起こっている。
自分に期待することは悪く無い。
自分に過度の期待をすることも決して悪くない。
しかし、その期待を一気に、短期的にかけるのは万能感、幼児性だ。
自分の期待に自分が応えられなかったことを誰かのせいにしていれば、
完全な幼児性だと言える。自分でも間違っていることがわかっているなら、なお苦しまなければならない。
能力の差ではなく、チャンスや機会が巡ってこなかったといったことでも実は自分から出たものなのだ。
チャンスをもらっている人は必ず言う「たまたま、運が良かったんです!」と。ただ、「運も実力のうち」で、そう言う人ほど地道に努力を重ねていたり、陽の目を見るまで不遇だったりするものだ。しかし、彼らは誰のせいにするでもなく、自己責任でやってきた。
だから、しっかりとした力がついたんだ。
その時、彼らは期待をすること諦めたのではなく、「すぐに」「一気に」を諦めたのだと思う。
一度やってみるとわかるが、「すぐに」「一気に」を手放すと、
✔️落ち着いてコトに迎える。
✔️物事に一喜一憂しなくなる。
✔️自分のダメなところに向き合うことができる。
など、地に足がついてくる。
そもそも、「自分の期待に自分が応えれなくて、自分にイライラし、ダメ人間に思えてくる」なんて、エネルギーが勿体無い。
もちろん、自分が自分にかけている期待の根っこを見るところから始めてほしいが、その期待は5年後、10年後なら十分叶えることができるんじゃなかろうか。60歳までと期限を伸ばせば、やれることじゃないのかな。