感情の取り扱い事例
【同じ過ちを何度も繰り返すのは、どこか変だよね】
自分を十分労ったら、
さぁ!これからのことを考えましょう!戦略が必要です。
あなたがどうしたいのかを教えて。
どうなりたい?
どうすれば良いと思っている?
受講生はしばし俯き、「そのことをずっと考えていたんですけど、、、」と彼女の考えを話し始めた。
「私、夫とのような人間関係をいろんな人とやってきている気がします。
もちろん、だから離れた人もいれば、やんわりモラハラ的な感じで私が我慢をするままで成り立った関係もあります。
夫の前に付き合っている人もそうでしたが、最初はすごく頼りがいがあって頼もしく感じているんです。でもだんだんと変わっていきます。
これって、どうなのでしょう?
夫との関係を終わらせても根本的な問題解決になるのでしょうか?」
いい質問ね。
人は間違うことはある。けれど、一度間違ったら同じ間違いをしないようにするのが自然だよね。
でも、それを繰り返しているとすると、
あなたがそういう人を無自覚のまま、敢えて選んでいる可能性がある。
だとしたら何のためにそういう相手を選んでいるんだろう?
受講生はしばらく考えていたが答えは見つからなかった。
それは、自己確認のため。
『ダメな自分』を確認するためです。
受講生はえっ???と目をむいた。
私は続けた。
しかし、別の見方もある。
いつも相手はとても頼りがいがあるように感じるが、そうじゃない。
彼らは思ってないかな。
あなたは僕の本当の姿と付き合ってないよ。
僕の本当の姿を見てくれていないと思うよ。
すると、彼らは腹が立つ。
本当の姿を見てくれていないことで、どれほど自分が傷ついていたか。
お前が望む姿に俺はずっと合わせてきた。
全然わかっていないじゃないか!
となる。
すると、実際上は女性としてモラハラしていたのはあなたでしょ。
男性の本当の姿を見ずに、自分の想像したモノでラベルを張って、
理想通りじゃないからと言って関わり方に怒りとか無視とか、適切な対応をしない。彼らは、そのように振る舞うように仕向けられていることがとても辛かったのではないか。
あなたがそういう人たちを選んでいるのではなく、
そういう状況に持って行ってる可能性もあるよね。
私は傷ついたんだ!自分だけが痛んだ!と思うのは間違いで、
男も傷んでいる。
すると、男に復讐しているということ?
誰に復讐しているの?
受講生は項垂れていた。
今後の戦略は次回にしましょうね。
という私に、受講生は「私、変われますか?」と尋ねてきた。
あなたは今、気づいたでしょ?
自覚できれば変われます。本気になれるから。
理由がどうであれ、自分で選んでいたんだなぁ・・・と受け入れてみること。そのことを選んでいたメリットもあるはずと。
すると、がっかりくるでしょ。落ち込む。それでいいのです。
選んでいたメリットもあるはず。だから、メリットを考えなければならない。
これは次回にやりましょう。
まずは、しっかり落ち込むこと。それはとても自然なことです。
『そろそろ「わたし」でいきていく』アルファポリスでの
WEB連載、第9回目掲載されています↑↑↑