始めるのに遅いことはない


感情の取り扱い事例
【70代からだって変われる】

最高齢の受講生かもしれない。
そもそもの受講動機は鬱傾向のあるご自身のお子さんのためだった。
娘のことで悩んでいた矢先、書店で『感情のしくみ』と出会い、直接学びたいと片道2時間かけて会場にいらしてご受講なさった。2年ほど前のことだ。

どうなさっただろう?娘さんは回復なさっているだろうか。
講座では『自分の人生をやっていくこと』といったご自身の課題が明確になったため、昔から憧れていたというイタリア旅行に行くことが宿題だった。実行なさったかしら⁈ ご受講いただいたのは集中基礎講座(10時間の基礎講座を2日間で集中的に受講する)だったため、その後が気になっていた。

そんな矢先、久々のご受講。
インターネットを使うことに年齢は関係ないのかもしれないがzoomでのオンライン講座にいらしていただいだ。画面越しにお会いして早々「どう?」とその後を聞きたがった私に受講生は

「先生とのお約束の場所に旅行には行ってないんですが、旅行にはいきました。」と控えめに答えてくれた。

そう!それは嬉しい‼︎旅行先はドイツだったらしい。しかも娘さんとの二人旅だったという。ツアーでご一緒したみなさんが、それとなく気遣っていただきながらの旅だったが良い方々に恵まれて、良い思い出になったとおっしゃった。

涙が出るほど嬉しかった!娘さんと一緒に実践できてよかった♪
新型コロナ流行より早い時期でよかった!!

受講生はその後の気づきをいろいろお話ししてくれた。
✔︎娘の様子は変わらないこと。
✔︎娘の病院に行った際、家での娘の様子を伝える自分に先生から「お母さん、我が強いですよ」と言われてはっとしたこと。
✔︎娘のことが心配で受講したけれど、もっと自分を振り返らなければならないのでは⁈と感じていること。
✔︎『マンガでわかる感情のしくみ』の本のなかで「あなた」と語りかけているところを「私」に書き換えて繰り返し繰り返し読んでいること。

あぁ…年齢など関係ない。会場が遠かろうが、若い受講生に囲まれようが、不慣れなインターネットだろうが関係ない。娘をどうにかしたいから始まった受講だったが、受講生は70を超えて自分の人生に向き合おうとしている

受講生はずっと専業主婦だった。子育て、家のこと、やれることは一生懸命にやってきた。が、大切にしてきた娘に心の病気の傾向が現れて、なぜ?どうして?何が悪かったの?といった問いにずっと覆われていたという。でもやっと、自分のことを優先して考えられるようになったのだ。

いいじゃない!やりましょう‼︎
70歳を超えて自分自身に向き合うのは大変な勇気がいること。後悔することややり直せたらどれだけいいか…と思うこともあるかもしれない。しかし、私はその勇気を歓迎します。十分にやり切りましょう。あなたの旅は始まったばかり。始めるのに遅いということはありません気づいた時が最高のタイミング!