できない気がしないんですよねぇ


感情の取り扱い事例
自信ってそれ!

人が変わるには時間がかかる
残念なお知らせだが、一瞬で変わる魔法など無い。これが現実だ。
何事にも時間がかかる。
しかし、時間をかければ確実に変わることができる。

人はこんなにも変わるんだと改めて教えてくれる受講生は多い。
思わず声を上げて、そうか!そんなことができるようになったんだ♪素晴らしい!!!と労いたくなるほど。

今回の受講生は先日、会社で転勤が命じられた。
この3,4年間で実に3回の勤務地移動をしていて、今回で4度目となる。今回の転勤を含めるとその移動距離は3,000キロを超える。移動距離は関係ないように思われるかもしれないが、やはり距離が離れれば文化の違いや暗黙のルールに違いがあるものだ。

今の職場でやり残したことやこれからの職場での不安もあるだろうと思い、どう?と尋ねる私に受講生は

「仕事でわからないことが出てきても、できない気がしないんですよねぇ。」

と決して気負った言い方でなく、正直に落ち着いた反応を示した。ほう!

この受講生が初めて講座に現れたのは、今から7年ほど前だろうか。まだギリギリ20代だった受講生はいつも「自信が持てない」ことが課題だった。そんな彼がこういった発言ができるようになるとは‼︎
さらに質問を投げた。

では、20代の頃の自分が今の自分を見たら、そんな発言をしている今のあなたをどう思うだろう?

受講生は「自信があるなぁ」と。

そう‼︎そう感じるでしょ⁈
つまり、それが自信がある人の反応。その感覚を仕事だけではなく自分自身に幅を広げていくと、自信があることが根付いてくる。わかる?

あなたは少なくとも仕事において『先のことはわからない。けど、出来るような気がする。できないならできないなりに進める気がする。』といった感覚を得ている。人生の多くの時間を占める仕事に対してその感覚を得たなんて素晴らしい!よく頑張ったわね。それでいいの。基盤があなたに出来てきている!基盤とは物事を成立させるための基礎となるもの。自分を信じる感覚ができつつある。これでいいんだといった感覚が育っている。あぁ…何と嬉しい瞬間なんだろう。いろいろあったけどよく踏ん張ったねぇ。確実に力がついている。

この受講生に限らず、7年を超えて定期的に学んでくれている受講生たちの最近の進化は目を見張るものがある。

出来事が問題ではない
出来事をどう解釈するのか、自分にどう説明するかが最も大切で、その解釈にはセルフのB(自己概念)が大きく影響する。今までの彼は、どう対処するか?とか、どう反応するのが正しいのか?といったKnow-Howに頼っていた。が、今はそんなことを問題にしていない。自分を頼りにしている。それこそ、自信の現れであると言える。

この受講生はまだ30代半ば。彼の人生にはこれからも様々なことが起こるだろう。だけど、できない気がしないといった感覚があれば大丈夫。
さぁ、その感覚の幅を広げていきましょう!
基盤づくりはここから、加速するわよ♪