感情の取り扱い事例
浮気しないか心配…
受講生<
子どもができてから夫とはセックスレス。夫とはセックスの相性がわるいんです。浮気しないか少し心配。仕事は忙しいし…。
講師<
誰が浮気しないか心配?
受講生<
私。自分が浮気しないか心配。
講師<
どうしたいの?
受講生は黙ってしまった。
自分の不安定感をなんとかしたいとおっしゃっているように聞こえる。
問題は今までの生き方はshouldだったんじゃないか。すべきことを優先させてきた。自分らしく生きることを始める時期が訪れている。
都合よく、うまくいかせたい?
別れたくはないが、満足はしていない。だから、都合の良い変化を望んでいるとしたら、それは未成熟だ。あらゆる選択はリスクを取ることだから覚悟があるかどうかだけのこと。
夫とのセックスに不満がある。あなたぐらいの年齢の女性だとセックスは深まる時期でセックスライフが充実する年齢になった。それは女性を謳歌するといったことにもつながっていく。だが、あなたにとってセックスはあくまでも子供を産むため、shouldのまま。
自分の欲求に気づいてwantとして生きていくことが怖いんだよね。浮気をしたらセックスライフは豊かになり、未知の世界に取り組まれて生きていくんじゃないかといった不安があることなの?
shouldの自分が失われていくことを意味しているんでしょう。自分の仕事に一生懸命ということはshouldで生きている。社会的に容認されることだし。
だた、セックスは「~したい」ということでwantの世界。だから、shouldとwantの切り替えがうまくいっていないということね。
本当の自分に気づくというのは勇気がいることね。
今すぐ選ぶ必要はない。そういう時期に来ているといった視点で今の生活を見てみましょ。
受講生は黙ったままだった。何に気づいて、次の受講にくるか。
40年以上そうやって生きてきたんだから、じっくり取り組んでいきましょう。