「変わりたい?」「変われない?」
「人はなぜ、そんなにも変わりたいのか?」
そして、「人はなぜ変わらないのか?」を今日は考えてみましょう。
人はなぜにもそんなに変わりたいのでしょう?
変わりたい思いの裏には2つの感情が見て取れます。
一つ目は「今の自分はダメだ」です。
現状に不満、もしくは未来に不安がなければ変わりたいとは思わないでしょう。「変わりたいと思う」ことは、今の自分は「十分に満たされていない」という認知の現れです。
ただ、本当に「十分に満たされていない」かどうかは不明です。
あなたが下したあなたへの解釈だからです。
だから、何がどうなったら「変わった!」と明確に感じられるかを考えて欲しいのです。
パートナー? 仕事? 年収? 体型? 容姿? 時間の使い方?知識?
それぞれがどうなれば、「変わった!」と思えるのでしょう?
その基準は一体何なのでしょう?
具体的に考えることが大切です。
もう一つの感情は「本当の自分はこんなもんじゃない」です。
自分はもっとやれるはずだ。もっと認められていいはずだ。
もっと、もっと、もっと・・・・
だけど、本当に行動が変わっても
もっとやれなかったら・・・
もっと認められなかったら・・・
そもそもやっぱりできなかったら・・・
そんなことをあなたが無自覚に感じているのだとしたらどうでしょう。
いつも「変わらなければ!」と思いつつ「変わらない」ことにはメリットがあります。意識上では変わりたいと思っていても、変われないのは、変わりたくないからです。
変わらなければ!と思い続けて一体、どれくらいの月日が流れたのでしょう。変わりたくないのに「変わらなければ!と思い、変われずに落ち込んでいる」のを繰り返すのはゴールのないゲームです。傷つくゲームに時間を注ぐのはあまりにももったいない。
人生=時間です。
多くの時間(人生)を費やして変わっていなければ、そろそろ、そのやり方を変えるか、諦めて別の生き方を探る必要があるように感じますが、いかがですか?
今こそ、以下のような視点で自分の人生を振り返ってみても損はない気がします。
変わりたいのか?
変わりたいなら、どう変わればいいと思っているのか?
本当は変わりたくないんじゃないか?
変わる変わるゲームをしているんじゃないか?
あなたにとって「これだけは失いたくないもの」は一体何なのか?
何を得れば満足するのか?
そして、それは本当か?