意欲が湧かない時は「抑圧」を疑うべし


感情の取り扱い事例
【本当の欲求に気づいたら…】

 今回の受講生は「意欲が湧かない」といったご相談でいらっしゃた。しかし聞いていくと「恥」もとても恐れていた。

✔️恥をかきたくない。
✔️自分の本当の思いがバレたくない。

と言った思いが強すぎて、
「あなたの本音はこういうことですね?」と確認しただけなのに、
それが当たっていたならとてもぶっきらぼうに
「えーえーそうです。当然でしょ⁈」的なアピールに全力な返事をするような態度だ。

受講生にトライしてもらうワークは以下だ。

普段の自分なら、絶対言わないことを言ってみて!』

普段、決して口にしないことって言われても難しいでしょうから、そうね、男性に甘え上手な大人の女性風をやってみよう。
演技だから言ってみて!
甘え上手な大人の女性ならどんなふうに男性に甘えるかしら⁈

えーーーーーーーっと抵抗をあらわにしていた受講生だが
設定が明確になったおかげで、いろんなアイデアが出てきた。

上目遣いで、甘えた口調で
「ここに今度、連れて行って!」とか、
「話を聞く時は最後まで口を挟まず聞いて欲しい」とか
「腕枕がいい!」とか伝える感じ?

提案する事柄から、受講生が今まで上記のようなことを口にしてこなかったことがわかる。
演技ということで実際に口にしてもらうと、
最初は恥ずかしがっていたものの、どんどん上手になっていく。
周りの受講生も口々に言い出し、どんどん乗ってきた!
わいわいガヤガヤのワークの後、受講生は気づいたことをシェアしてくれた。

「私は、自分が欲していることを抑圧してきたのかもしれません。演技ではありましたが、口にしているうちにそうだ!そうだ!私にはそういった欲求があった!といった声が私の中で大きくなってきました。」

おぉ!さすが優秀な受講生!
無自覚に抑圧していたことに気付けたようだ。

【自分の本当の欲求がバレてしまうことの恐れ】

これが「恥」の根源だ。
本当の欲求が、世間ではダメなことだと思い込み、無自覚に抑圧していると意欲はどんどん失われていく。そして、なぜ意欲が湧かないのか、わからないままとなる。

今回のワークで受講生は、
自分が本当の欲求を抑圧していることに気づけた
「私はもっとパートナーに甘えたいし、
もっと愛されたいし、もっと大事にされたい。」
そんなことを考えている自分がバレてしまったら…
どんでもない「恥」をかくことになると思い込んでいたのだ。

だから、自分の欲求がバレないように過ごすことに多くのエネルギーを使い果たしていた。そりゃ、意欲も湧かなくなるだろう。

せっかくだから、
女性で生まれたことをもっと自由に謳歌しましょうよ!

という私の呼びかけに、受講生は深くうなづいてくれた。


自分が自分の欲求を自覚して、その欲求を相手に伝えたからって、自分の欲求が全て通ることなど当然無い。だからって、自分の欲求を抑圧して気づかないまま、自分の欲求が叶うか⁈となると可能性はさらに低い。

そもそも「自分の欲求はダメなことだ」とNGを出しているところが課題だ。自分の欲求に向かって正直に生きずに、何に向かって生きるのだろう?世間の目に向かうのか?それとも、周りの人の価値観にしたがって生きるのか?
それを主体的に選んでいるのなら、そういう生き方もOKだ。そういう一面を皆、一様に持ってもいるだろう。
しかし、あなたが本当にやりたいことに無自覚なままで将来、本当に後悔しないのだろうか?

覚えておいて!
意欲が湧かないというのは自分が自分の欲求を抑圧している証なんだよ。

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