周りの人にバレないようにして生きてきたのかも


感情の取り扱い事例
【僕の人生、誰に非難されるのをこんなにも恐れてるんだろう???】

2週間前の講座で受講生はがっかりした様子だった。
「無能な自分を避けている?」といった気づきを得て、肩を落としていた。

私たちは皆、無能なんだ。
だから、どうだというのだ。
無能だと心得た上で、どうしたい?どうする?が大事じゃないの?

有能だということを信じたら、あなたにどんなメリットがあるのだろう?
有能なフリをすることがなぜ、大事なのだろう?
有能なフリこそ、無能だと思い込んでる証じゃないか。
無能さを認めたら、どんなまずいことが起こると思い込んでいるのだろう?

私からの質問に受講生は考えようとしていたが、一旦止めて宿題を出すことにした。
受講生への宿題は「朝の気づき」

寝ている間に脳の整理が進むといった話もあるが、
いろいろ考えてアイデアも何も浮かばないまま寝たら翌朝、起きた瞬間に「アイデアが浮かんだ」とか「理解が及んだ」「わかった!」などが起こることがある。
皆さんもご経験があるかもしれないが、それを受講生への宿題とした。

明日の朝、いろんなことが腑に落ちるはずなので、起きた時に何を感じるかに注目してきて!

2週間後、私の前に現れた受講生は、朝の自分から得た気づきを話してくれた。

「無能さがバレると、人からの介入や文句言われる。
人からの介入や文句言われることを避けるために、完璧な仕事、充実したプライベートをしなければならないとして自分を縛ってた事に気付きました。
一体、誰のための人生なんだか・・・

私に話をするというより、その時の自分を回想しながら話をしている感じだった。

「もう一つ、わかった事は、なぜ文句を言われたくないかと言うと、
〈文句を言われて、それに傷ついて、相手のせいにして、行動しなくなって、失敗する〉を避けるために、そして自分の無力、無能さを感じないために文句を言わせないようにしてた事を発見しました。
〈こんな自分じゃダメだ〉って言うのが根本にあるみたいです。その補いの人生。。。
ダメな自分を隠すために、明るく振る舞ったり、一生懸命やったり、平気なフリしたり…。

自分は自分でしか居れないしなー、100m10秒では走れないし、空も飛べないし、オリンピックで金メダルも取れないけど、どれだけ、強くあろうと願っても、正しくあろうと思っても、私は私でしか居れないんだなーと。」

そう言って、受講生は長いため息を吐いた。


GOOD!十分じゃない!!!よく気づけている。優秀です!
そこまで自分を深く見つめることができたなら、そうやって生きていた自分をまずは労おうじゃないの。
無能さがバレないようにしながら生きるのは結構、大変だったと思う。
無能ですが、何か???と開き直った生き方の方が数千倍ラク。よくやってきたじゃない。
無能さがバレないように生きてきたから身についたものもあって、ここまでの成功なさっているのも事実もう「フリ」は十分です。やり切りました!

しっかり労ったら、
・どんな自分ならいいと思ってきたのか、
・今からどんな自分で在りたいか
を考え、戦略を練っていきましょう!

さぁ!あなたの人生の旅が新たに始まります。
これからも旅ではいろんなことが起こるから、
今はしっかり自分をねぎらい、しっかり休んでから、旅を始めていきましょう!

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