魅力がない自分をどう扱う?

感情の取り扱い事例
【そう思うメリットは何だろう?】

あなたには魅力があるの?ないの?

この質問にあなただったらどう答えるだろう。
「自分には魅力がある」といえるだろうか?それとも…

「あなたは男性としてどんな魅力があるの?」という質問に、
今回の受講生は「魅力はない。」と答えた。

魅力がない根拠は?
魅力を否定することのメリットは何?

だって…と言って
受講生は黙って俯いた。

受講生は魅力がない人では決してない。
国家資格を持つような努力家で、優秀でハートフルで物腰の優しいジェントルマンだ。

ただ、自分は魅力がないと彼がジャッジしてきた
そして、
魅力がないと思うことにメリットがあったということだろう。
人は本当に嫌なことはしないものだ。


あなたがやってきた事実を振り返ってみましょうよ。
こんなにも自分に一生懸命に取り組んできた人が魅力がないってどういうこと?
「自分には魅力がないから努力しなければならなかった」と思っているのなら、
その目的は何?

魅力がないと思っているメリットは
そう思っていれば、魅力がないことで傷つく必要がない。
つまり、
「魅力がない自分はダメ」と解釈しているのね。
違う言い方をすれば、
魅力的な人で生まれてきたかったということでもあるわね。

どんな人が魅力的な人だと思う?

完璧な人が魅力的とは限らない。
優秀な人が魅力的なわけでもない。
美しい人は魅力的に最初は感じるだろうが
付き合っていくと容姿は慣れてしまうもの。

じゃぁ、人の魅力ってなんだと思う?

これが受講生の宿題になった。

求められた役割をこなし、相手の期待に応える生き方は、
受講生が長年やってきたことで得意中の得意だ。
受講生はshouldな生き方のほうがやりやすい。

しかしその分、自分の中のニーズやwantがどこかに置き去りになってしまっている。あなたは自分のwantに気づかなければならない。役割をこなすことを優先するあまり自分のwantに気づけなくなってしまっている人は少なくない。だけど、気づけてないだけでwantが無いのではない。必ず、ある。ちょっとしたきっかけで溢れ出てくる。

あなたが持っていないと感じている「魅力」について
考えを巡らすことできっと自分のwantのカケラが見えてくるはず。