嫌なのになぜ、繰り返すのか?


感情の取り扱い事例
【「意地悪な私」が私の中にいる】

普通、嫌なことなら繰り返さない方法を探るものよ。
なのに、あなたは何度も同じことを繰り返してきた。
それはなぜだと思う?

受講生は考えていたが、首を横に降って
「わからない」と答えた。


赤毛のアンのアニメで言ったアンのセリフが
子どもの私に勇気を与えたのを今でもおぼえいてる。

「私は失敗はするけれど、同じ失敗はしない」

同じ失敗を繰り返さなければ、失敗したとしてもいいんだ♪
赤毛のアンがそうなら、私たちもそうだ!と許された気分だった。

私たちは失敗を通して多くを学ぶ
そして、次に同じ失敗を繰り返さない方法を自然と探るものだ。

なのに、あなたはいやなことを何度も繰り返している。
聞けば、どうすればトラブルを回避できるかを理解しているのにやれないと言う。

何がやることを邪魔しているの?

しばらく考えて受講生は「邪魔しているのは自分かもしれない」と言った。
やろうとすると以下のような声が頭の中で聞こえるらしい。

✔️やっても、きっと意味がない。
✔️やるだけ無駄。
✔️どうせダメ。
✔️やり通したって中途半端な結果に終わるに違いない。
✔️まさか、自分がやれるとか思ってんの???

苦しそうに語る受講生に対して、

「あぁ…よく気づけました!
そのサブパーソナリティの声を意識できたら大丈夫。」

と笑顔の私に、驚気を隠せない受講生。

無自覚なものはコントロール不可だが、
自覚できたものはコントロール可能になる。

先ほどのように頭の中で聞こえる声の主をサブパーソナリティと呼ぶ。
この受講生は無自覚だった声を意識できたので、あとはその声に対処するだけだ。

そもそも、サブパーソナリティはいつもあなたを守ろうとしている。

先ほどの意地悪なサブパーソナリティな声でさえ、あなたを守ろうとしているのよ。あなたがやって傷ついてしまうことを避けるために、やらせないように声をかけている。意地悪な言い方をしていたとしてもね。
今までは無自覚だったから余計、サブパーソナリティは強力だったはず。

でも、そんなサブパーソナリティの声を意識できたなら、
本体のあなたから話をしてあげる必要がある。
だって、その声はサブパーソナリティであって本体ではないのだから。

「ありがとう♪でも、今回は別の方法を試してみたいんだ。
すこし黙って見守ってて。」

と伝えて、本体の自分が主導権を持つんだ。

サブパーソナリティはいろんなことをあなたに言ってきているはずだ。
意地悪なことも、また応援することも、見方を変えるような提言も。

どんな声を聞いても最後は、主体的に選ぶことが大事で、
採用するのは本体のあなただ
その力を強化していかなければならないね。

つまりね、あなたはセルフを鍛錬し、強化する必要がある。

事例の受講生も、この話を聞いていた周りの受講生も
真剣にうなづいていた。

そう。
「セルフの鍛錬や強化」も4nessコーピングの目的のひとつです!
しっかり自分に向き合っていきましょう!

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