人生の教科書


【感情の取り扱い事例】
何が正解か知りたい…

多くの悩みの裏にさまざまな課題を抱えて
受講生は弊社の講座にやってくる。

受講生の中には「これであってますか?」と私に尋ねてくる方もいらっしゃるが、そんな時には「私は人生の教科書を持っているわけじゃないよ」とお伝えする。

正解かどうかが気になることの裏には、間違いたくない気持ちの強さがある。間違うことのない人生など無い。それは受講生も頭ではわかっているが、失敗=再起不能のように感じているのかもしれないし、もしかしたら受講生はスーパーマン的な絶対正義といった生き方を模索しているのかもしれない。

本来、成功は失敗の先にしかない
ドキドキしながらも自分で選択し、間違ったり成功したりしながら、選択の精度は上がっていくものだ。なのに、正解を求めて選択を先延ばしにしていると選択する力はいつまでもつかない。それはチャンスそのものを逃しているのに等しいと私は感じる。だから、「あなたはどうしたいの?」と必ず本人に確認する。

弊社の講座では目の前の課題を現実的にクリアーすると同時に、選択しないことも含めて自分で決める力を鍛錬していくことを講座の目標のひとつにしている。
人生は選択と決断だから。

先日、長年受講し続けてくれている受講生から嬉しいメッセージをもらった。
以下。

『ちょっとふに落ちたことがありましたので聞いて頂きたくてメッセージしました。
昨日の講座のあと、そもそも私は何でコーピングを学ぼうと思ったんだろう?と思ったんですね。で、思い出したのは、やっぱり自分の人生に何かを期待していて、でもどうしたらいいかわからない、で、ゆかりさんに聞いてもらったらなんかヒントがもらえるんじゃないか、そう思ったのが本心じゃないかと思ったんです。
そのことを無意識に求めている中で、答えにたどり着けていない自分は学べてないのではないかという思いがあったことにもなんとなく気付いていて、でも、少し今日光が見えました。
やりたいことを見つける講座じゃなく、物差しが自分なんだよ、ということを思い出すというか、shouldや他者承認のためとか、基準が外ではなく、そもそも、私はどうするのか、どうしたいのか、そこに主導権があることが大切ということに気づきました。
なんというか…間違ってるかもしれませんが「自分はこっちを選ぶ」みたいなことこそが大切で、自身のパワーを感じるには必要なんだなと。わがままと、我がままの違いが少しだけわかった気がします。長文失礼しました。』

4nessコーピング体験会や基礎講座、マスター講座を再受講された受講生から「あんな話、以前からされてました?」といった質問を受けることがあるが、始めた当初から私がお話していることはほぼほぼ変わらない。なのに、初めて耳に入ってくる言葉がある。こういったことは、受講生の幅の広がりを示していると私は思っている。

そして、長年講座に通い続けてくれている受講生は人生の教科書を学んでいるわけではなく、自分を深く知ることを丁寧に丁寧にやっていると私は解釈している。

一生付き合っていく自分なのに、自分で自分を理解していない人は想像する以上に多い。日々自分は変化していて、自分を攻略し、最大に自分を発揮していくためには自分が自分を深く知ることが必須だと私は考える。

メッセージの内容から受講生に力がついてきたことがわかる。
どこかで読み聞いた幻想に近い人生ではなく、受講生主体のあなたしかできない人生がさらに加速していくだろう。

講座やってて良かったなと思う瞬間をプレゼントされたよ。
素敵なメッセージをありがとう!