楽しいことを最優先する早道

数年前、TV でご当地の有名人というコーナーがあっていて、静岡には日本テレビのアナウンサー「ミトちゃん」に匹敵するレポーターがいるということで取材に訪れていました。

どんな女の子が出てくるんだろう?と見ていると、40代の、愛くるしいからはちょっと遠い感じの女性が登場。彼女の食レポが終わると、鳥羽真一アナウンサーがこのコーナーを以下の言葉で締めました。

「きっと楽しそうに食べたり、レポートしている姿がいいんでしょうね。」

確信ですね。「楽しそうな姿」は見ている人も楽しくなる。しかめっ面の人より楽しそうにしている人のところに人は集まります。自然なことです。
「楽しい」のは「遊び心」があるからです。そこには決して「〜あるべき」は存在しません。

車のハンドルにも動かしても反応しない部分があります。ちょっとひねっただけですぐに車が方向転換しては危険なので、そうしないよう意図的に作ってあるのです。それが「遊び」です。
逆に「遊び」がない人と一緒にいると息苦しくなります。
「遊び」は「余裕」だからです。

真剣と深刻を分けるのは「遊び」

私たちの生活には「遊び」が大切です。
従来の成功法則が通用しない時代だからこそ、遊び心が大切になってきます。

最近、遊んでますか?
くだらな〜い楽しい時間を過ごしましたか?
学生時代の時のような笑いが止まらない時間を持っていますか?

あなたの感情や想いは必ず周りに伝染します。

「遊び」と言うと不謹慎なイメージを持たれる方がいますが、遊びがない状態は「真剣」ではなく「深刻」です。「真剣」と「深刻」は違います。
真剣だとパフォーマンスが高くなることが多いですが、深刻では「木を見て森を見ず」状態になって問題解決しないものです。ギチギチ考えたものは思考上ではうまくいったとしても、実際には違うことが多いのです。

考えて、考えて、考えたけど答えが出ず、手放した時にふと答えが導かれたという経験をされたことがある方は少なくないと思います。

この週末、
・「〜あるべき」を少しだけ脇に置いてみる。
・何もかもを忘れて遊んでみる。
・楽しいことを優先してみる。
をやってみませんか。意外と早道かもしれません。