「自覚」するだけで人生は好転する


感情の取り扱い事例
【私の挫折感を味わえ!】

聡明で優秀なのに何度も上手くいかないことを繰り返す受講生がいる。様々な角度からトライしてみるが、まるで一皮剥けることを避けているよう。

そういった受講生には、うまくいかないことに目的があると考えざる得ない。うまくいってしまうデメリットか、うまくいかないメリットが何かあるのだ。

よくある、ふたつのケースで考えてみよう。
4nessコーピングの講師やカウンセラーのような人たちは、心のことを深く学ぶと、受講生に起こっている事態がよく理解できるようになる。
実態のない「心」の見立てがつくようになる。

だから、受講生が適切な気づきを得れるようにさまざま視点から一緒に考えてみたり、doingレベルのアドバイスをしたり、宿題を出したりする。
ただ、それを受講生がやらない、実践しないということが起こる。
これがひとつ目のケース。

せっかく受講生の人生が良くなるように熱量を持って取り組んでいるのに、本人が取り組まない、うまくいかない、となると通常、講師は挫折感を味わう。ここがポイントだ!

これは、講師やカウンセラーに受講生本人と同程度の不快を感じさせることがクライアントの願いとなってしまってるケース。
受講生は意識できてない。無自覚に、だ。

「俺が感じている思いをお前も味わえよ。
それが俺が味わっている挫折感と同じだ。そういうものが私の中にあるんだ。初めて分かっただろう?」

と、うまくいかせないことでカウンセラーに挫折感を味合わせようとする
その挫折感はクライアントが日々味わい続けてきた挫折感で、
それを講師に味合わせることで無自覚にわからせようとするクライアントが存在するのだ。

上記を理解していたら、むやみに挫折感を感じたり落ち込む必要はない。


もうひとつは、講師は受講性の成長に親のように寄り添うので、講師に受講生が甘えてくるケースだ。その甘え方は、反抗的な態度をしてきたり、理解していることをわらかないと言ってみたり、「これをやっても全然変化しない」と口にしたりして、やはり無自覚にこちらの関心を引こうとする。

講師側が受講生の態度や発言にガッカリしたり、怒りを覚えたりすれば、それが受講生にとって関わってもらっていることとイコールになる

こちらも先ほどと同様で上記を理解していたら、むやみに挫折感を感じたり落ち込む必要はない。

どちらのケースも「それくらい関係が深まってきた」と捉えて、事実への受講生の直面化を受講生へ迫っていく。
さまざまな手段を講じて、受講生はその世界に留まろうとする。
ただ、(このような記事を目にするだけでも)自覚すれば受講生は変わりはじめる。つまり、無意識的防衛が働いていることを受講生が自覚するだけで人生は好転しはじめる。

率直的に言いますが、
あなたにも今の状態にメリットがありませんか?

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